AngelFish.jp
このサイトは熱帯魚の女王と呼ばれるエンゼルフィッシュ(Pterophyllum scalare)をプロブリーダーによる
長年の飼育・繁殖経験に基くノウハウの一部を公開しの魅力と飼育・繁殖など総合情報を提供するサイトです。
徹底飼育マニュアル
コンテンツ一覧
第1章 エンゼルフィッシュってどんな魚?

第2章 失敗しないエンゼルフィッシュの購入ポイント

第3章 飼育に最適な水槽サイズと飼育可能なサイズと量について

第4章 エンゼルの飼育に最適な濾過装置とは?

第5章 エンゼルフィッシュにとって最適な餌はどんな餌?

第6章 飼育可能な水質・水温と最適な水質・水温について

第7章 エンゼルフィッシュと相性の悪い魚達

第8章 エンゼルフィッシュと相性の良い魚達

第9章 改良品種によって異なる飼育の難易度について

第10章 エンゼルフィッシュの寿命と繁殖可能な年齢について

第11章 輸入エンゼルとエンゼル病について

第12章 エンゼルの調子が悪い? 病気とその対処方法について

第13章 エンゼルフィッシュの水槽レイアウトについて
 
 
サイトコンテンツ一覧

サイトトップページへ

■徹底飼育マニュアル
  (第1章〜第13章まで)

改良品種カタログ
  (解説付きオンライン図鑑)

魚種別・混泳マニュアル
  (種別・混泳ポイント)

繁殖方法と命を扱う責任
  (ペア作り〜繁殖まで)

飼育・繁殖 思案
  (飼育・繁殖に関する情報)

掲示板
  (アクアリスト交流の場)

エンゼル水槽の案内
  (アクアリスト水槽のご紹介)

AQUARIUM-LINK
  (アクアリウム関連リンク集)
    
 
PR

当サイトの運営をしている
ブリーダー直販のお店です。
良い魚をお求めの方はぜひ
ホームページをご覧下さい。
 
コンテンツ・イメージ

写真提供:AquaFish.jp

冷凍赤虫はエンゼルの飼育において最も適した飼料の1つです。 ただメーカーによって品質に違いがある事、まだ同じメーカーでも売れ残りの品質が劣化した商品を与えるとエンゼルに悪影響を与える事となるので注意しなくてはなりません。
 
エンゼルフィッシュ徹底飼育マニュアル 第5章
エンゼルフィッシュにとって最適な餌はどんな餌?
 このページではエンゼルフィッシュは基本的にはどんな餌でも慣れれば食べるようになりますが、栄養学的な観点と著者が長年に渡ってエンゼルフィッシュの累代繁殖を行ってきた経験を元にどのような餌が最適か?をまとめたものです。 飼育の参考にして頂けると幸いです。
 まずはエンゼルが好む餌を知る事が重要です

 エンゼルフィッシュが最も好む餌は生きた動物性の飼料です。 エンゼルフィッシュを解剖してみると胃のサイズと腸の長さから肉食性の高い熱帯魚であると言う事が判断できます。 生きた餌を好んで食べるうえにグッピーなどの稚魚も食べてしまう事から見ても動物性の餌を好む事は明らかです。
 ただし、いくら好むと言っても動物性飼料だけでは栄養面の偏りがありますから動物性の飼料を中心に補助程度に植物性の餌を与えることが好ましいと言えるはずです。

 人工飼料は動物性、植物性の餌を混ぜてバランス良く製造されているので一般的に飼育する上では人工飼料だけでもほとんど問題はありません。 生餌や冷凍飼料はその高蛋白な特徴から特に子供の頃に与えると人工飼料と比べて比較にならないほど高い成長力を示しますので飼育する人の都合によって使い分けて頂ければよいと思います。

 上記でも説明しましたが単に「餌」と言っても様々な種類があり、エンゼルが好む餌と好まない餌があります。 とりあえずは「生餌」・「冷凍飼料」・「人工飼料」・「ドライフード」の4つに分類してエンゼルに対しての餌の良し悪しを検証してみます。
古くから熱帯魚の飼育に利用されている「生餌」
 
 これは文字通り生きた餌です。 主に小型・中型の熱帯魚に与えられる「生餌」は一般的に以下のような物があります。 これ以外にも「川虫」と呼ばれるトビケラの幼虫等も餌に出来ますが、入手困難な為、コメントは控えておきます。
 釣りの餌としても利用される「赤虫」
 
 これは「ユリスカ」と言う人を刺さない蚊の幼虫(ボウフラ)です。 蚊と言うとどうしても人を刺す蚊を想像してしまいますが、人体には無害の蚊の仲間で幼虫は真っ赤な体をしています。

 生きた赤虫(冷凍もある程度含めて)衛生面の問題を気にする方も多いようですが、生餌である以上は雑菌や病気を持ち込むケースが稀にあるのは事実です。 しかし、元気なエンゼルフィッシュであればそれほど過敏になる必要はありません。

 過保護に育てすぎると逆に環境が変わった時などに病気になりやすい軟弱なエンゼルに成りかねないので少しは気を付ける必要はありますが、神経質になりすぎるのも問題です。
 保存が面倒かつ衛生的にも注意が必要な
     超高カロリーの生餌 「糸ミミズ(イトミミズ)」

 糸ミミズ(通称イトメ)も最も古くから利用されている餌の一つです。 昔は近所のドブ川を探せばいくらでも手に入れる事が出来た為、安価で多くの熱帯魚店でも販売されていましたが、現在は環境の変化で入手も困難になり価格も高価になっています。 保存も難しい生餌の為に現在では扱っているお店も少なくなっています。

 衛生面に関しては上記の「赤虫」と同様に雑菌などを持ち込む可能性が否定できませんが、上記で説明したようによほど過保護に育てた熱帯魚に利用するのであれば問題はあると思いますが、一般的な飼育をされている場合はそれほど神経質になる必要は無いと思います。 糸ミミズは赤虫と比較しても高蛋白で消化にも良い為、特に子供の時に与えると人工飼料と比べて目に見えるほどの成長の差が現れます。 ただあまりに高カロリーの為、この餌だけを与えるとすぐに肥満化し、突然死を起こす場合がありますから注意が必要です。 痩せてしまったエンゼルの回復などには非常に効果の高い餌ですから用途によって使い分けて利用するのがポイントになります。

 入手・保存の困難な 「ミジンコ」
 
 誰でも1度は理科の教科書などで顕微鏡写真などを見た経験があると思いますが、このミジンコも良い餌の一つです。 単にミジンコと言っても様々な種類があり、餌として適しているのは「タマミジンコ」と「マルミジンコ」です。 条件が良ければ爆発的に増えるプランクトンの為、うまく増やすことが出来れば子供のエンゼルにとっては非常に良い餌ですが、ミジンコの養殖は熱帯魚の飼育よりも遥かに困難な為、あえて挑戦する必要は無いでしょう。
 シーモンキーの名前で売られていた
         塩水湖産の「ブラインシュリンプ」
 
 一時、「シーモンキー」の名前でオモチャ屋などでも販売されていた事があるものです。 主に熱帯魚を繁殖させる上で稚魚の餌として非常に重要な餌だと言えます。 現在は海水魚のお店などで5mmから10mmほどの大人のブラインシュリンプも「パワーシュリンプ」と言った名前で販売されており、こちらはエンゼルにとっても良い餌になります。 
 
ディスカスブーム以降、多くの製品が考案され
      様々な種類が発売されている「冷凍飼料」

 
 「ターコイズディスカス」の登場によりブームとなったディスカスですが、飼育には餌や水質などが色々と難しい面があり、初めて熱帯魚を飼育する人には多少、飼育の難しい熱帯魚です。 現在では飼育器具及び餌の発達により比較的容易に飼育できるようになっています。 このディスカスを飼育する上で重要なのが高カロリー飼料で、ディスカス専用に制作された「ディスカスハンバーグ」という餌や冷凍赤虫も低価格化と普及が進むきっかけなりました。 ここでは冷凍飼料の種類について説明します。
 最もスタンダートな冷凍飼料 「冷凍赤虫」
 
 これは生きた赤虫を急速に冷凍したもので嗜好性と栄養価を生きた赤虫とほとんど変わらずに利用できる良い餌です。 一般的に細かく割って与えられるように「板チョコ状」に加工されていてエンゼルフィッシュの場合は凍ったままの状態で与えても特に問題はありません。 ただし、値段によって品質にバラツキがあるので衛生面を考えて信用できるお店の品物でない限り、あまりに安い物は避けた方が賢明です。 
 ディスカス用に開発された「ディスカスハンバーグ」
 
 これは大量のカロリーを消費するディスカス用に考えられた餌です。 自分で生のハンバーグを制作している方も居ますが、一般的には冷凍されたメーカー製の物が主流です。 エンゼルフィッシュとディスカスは体型的にも食生活も似た熱帯魚ですからこのディスカスハンバーグもエンゼルフィッシュに利用できますが、高カロリーな為に与え過ぎるとプロポーションが崩れる場合がありますから注意が必要です。 衛生面では神経質なディスカス用に製造されていますから人工飼料と同様に安心して利用できます。
 稚魚の餌として主流の「冷凍ブラインシュリンプ」
 
 これは生餌で紹介した「ブラインシュリンプ」単にを冷凍した物です。 一般的に2つのタイプがあり、稚魚に与える為の「ブラインシュリンプベビー」とディスカスやエンゼル等の中型魚の餌として販売されている「ブラインシュリンプアダルト」の2種類が存在します。 どちらも良い餌の一つで特に魚の色揚げ効果が高く、赤系のディスカスやレッドトップ系のエンゼルに与えると赤味が増して美しくなります。

 
最も手軽に熱帯魚を飼育できる「人工飼料」
 
 一般的に熱帯魚を飼育する場合は最も良く利用されるのがこの人工飼料です。 これは熱帯魚の栄養バランスを考慮して製造されている為、基本的にはこれだけでも問題無く飼育できるように設計されています。
 エンゼルフィッシュ専用の人工飼料はありませんが、熱帯魚用の人工飼料であればほぼ問題なく与えることが出来ます。 人工飼料のタイプ別にエンゼルに対して良いものを考えて見ましょう。
 一番ポピュラーな人工飼料 「フレークフード」
 
 一般的に熱帯魚を飼育する場合は最も良く利用されるのがこの人工飼料です。 これは熱帯魚の栄養バランスを考慮して製造されている為、基本的にはこれだけでも問題無く飼育できるように設計されています。 エンゼルフィッシュ専用の人工飼料はありませんが、熱帯魚用の人工飼料であればほとんど問題なく与えることが出来ます。
 主に小型魚用の「顆粒状」の人工飼料
 
 主にネオンテトラなどの小型魚用の細かい顆粒状に加工された人工飼料です。 エンゼルフィッシュの場合は子供の時は問題ありませんが、大きくなると餌が細かすぎて食べ難いので別タイプの餌が好ましいと言えます。
 中型魚用の「クランブル状」の人工飼料
 
 主に「ディスカスフード」と呼ばれている人工飼料に多く見られるタイプです。 他のタイプに比べると「ディスカス用」と呼ばれるタイプは動物性の比率が高く、高蛋白・高カロリーなタイプが多く、栄養バランス的にもエンゼルフィッシュに適した人工飼料と言えます。 中型シクリッド用の「ペレット状」の人工飼料もありますが、エンゼルフィッシュにはちょっと大きすぎる製品が多いようです。
 主に底に住む熱帯魚用の「タブレットフード」
 
 このタイプは主にコリドラスやプレコの仲間のような水底を好む魚用の人工飼料です。 エンゼルフィッシュにあえて利用する必要性は無いと思いますが、コリドラスなどを一緒に飼育する際には他の飼料と併用すると良いでしょう。
 
生餌を凍結乾燥させた「ドライフード」
 
 主にこのタイプは「生餌」で紹介した餌を凍結乾燥させたタイプの餌です。 栄養価は生や冷凍に比べて多少は劣りますが、人工飼料並みに便利で使いやすい餌です。
 与える量の調整が容易な 「乾燥赤虫」
 
 いわゆる「赤虫」を換装させたタイプの餌です。 熱帯魚の嗜好性の高く、普通の人工飼料を食べない場合でもこのタイプであれば食べる魚も多いようです。 与える量の調整も用意なので便利な餌です。 同じ赤虫でもメーカーによって若干の違いがありますが、冷凍赤虫のほうが良い餌ではありますが、冷凍庫に赤虫を入れることに抵抗のある家庭も多く、その様な場合には良い選択枝となるでしょう。
 固形状が主流の「乾燥イトミミズ」
 
 この餌は主に「サイコロ状」に加工されて売られている場合が大半を占めます。 ただ水槽に入れるとなかなか水を吸わないのが欠点ですが、水槽のガラス面に押し付けるとしばらくは張り付いているので熱帯魚がその餌に群がる様子を楽しむ事が出来ます。 生の糸ミミズと違い、衛生面はほとんど問題ありません。
 オキアミを乾燥させた「クリル」
 
 主に大型魚の餌として利用される乾燥のエビです。 小型魚の場合は指で磨り潰すと簡単に細かくなるので簡単に与える事が出来ます。 嗜好性も高く、色揚げ効果も期待できるのでレッドトップエンゼル等にはお勧めできます。 最近は塩分を減少させた製品や川エビを原材料とした商品も発売されています。

 上記で紹介した餌以外にも非常に多くの餌が存在します。 一番大切なことはエンゼルフィッシュが沢山の餌を食べて元気に育つ事が最も重要な事ですから手間のかかる餌を与えていて面倒になったからといって餌をあまり与えないように事になるのでしたら使いやすい餌を利用するほうが良いと言えるはずです。 自分に合った餌を見つけて毎日行う作業だけに無理無く続けられることが大切です。

コンテンツ・イメージ

良質な餌を与える事はエンゼルフィッシュに限らず全ての熱帯魚の飼育に最も大切な要素の一つと言えるでしょう。
(写真は冷凍赤虫に群がるゴールデンベールテールエンゼルフィッシュ)
 
コンテンツ・イメージ
活赤虫
写真提供:AquaFish.jp

生餌は衛生面で問題のある場合もありますが動く餌ほど嗜好性の高い優秀な餌でもあります。 (写真は生きた赤虫。)
 
コンテンツ・イメージ
イトミミズ
写真提供:AquaFish.jp

イトミミズは非常にカロリーが高く、痩せた魚を太らせるのには最適な餌の1つです。 メリットの多い反面、衛生面に問題ある事、また与えすぎると肥満が進むので扱いには注意が必要です。
 
冷凍赤虫コラム

赤虫の消化不良について

 熱帯魚について記載されている本などでは生の赤虫や冷凍赤虫について「消化不良を起こしやすい為、大量に使用しなほうが良い…」と言った記述がありますが、著者の経験ではネオンテトラやグッピーなら多少の影響もあるように思える場合がありますが、エンゼルフィッシュに対しては「消化不良」と言う事はほとんどありえません。

 これは著者がエンゼルフィッシュをブリーダーとして大量に養殖している際に約90%以上を冷凍の赤虫を利用していますが、消化不良で死亡した例はまずありません。 確かに消化に悪く無いとは言えませんが、エンゼルフィッシュに与える場合はよほど弱っていて餌の消化も困難そうなエンゼルにでも与えない限り問題はありません。

 冷凍の赤虫では信頼の置けるお店や大手メーカー製の物以外にも激安を謳った物もありますが、このような物は品質に問題があり、消化不良の原因になる場合もあるため、一部の方々に誤解があるように思えます。 

 お店によって同じメーカーの品物でも赤虫は鮮度などにも影響を受けやすい為、信頼のあるお店で買うのが無難だと言えるでしょう。
 
 
コンテンツ・イメージ

缶詰になっている乾燥ブラインシュリンプ。 卵から孵化させたブラインシュリンプは稚魚の餌として最適ですが親のブラインシュリンプを乾燥させた商品は大きなサイズのエンゼルに良いエサの1つです。
購入はこちらからどうぞ
 
コンテンツ・イメージ
フレークフード
写真提供:AquaFish.jp

最も一般的に販売されているフレークフード。 色々な種類のフレークフードが存在していますが、種類によっては成長期のエンゼルにはやや栄養不足なめんがあるので赤虫などと併用して与えるのがよいでしょう。
   
コンテンツ・イメージ
顆粒状飼料
写真提供:AquaFish.jp

顆粒状飼料は小さな魚向けに作られているので大きくなったエンゼルにはやや不向きな飼料です。
     
コンテンツ・イメージ
クランブルフード
写真提供:AquaFish.jp

主にディスカス用として開発される事が多いのかのこのクランブルタイプの飼料です。特に写真のような赤色の強い餌は色揚げ効果も高くエンゼルにも良い餌となります。
       
コンテンツ・イメージ
クランブルフード
写真提供:AquaFish.jp

タブレット飼料は主にプレコやコリドラス用に作られている飼料ですがエンゼルも他に餌が無い場合は食べます。 特にプレコ用のタブレットは植物質の補充には有効と言えるでしょう。
         
コンテンツ・イメージ
フリーズドライ飼料
写真提供:AquaFish.jp

クリルは主に大型魚用の餌ですが指で細かく砕いて与えるとエンゼルにも与える事が出来ます。
 
このページのトップへ戻る