AngelFish.jp
このサイトは熱帯魚の女王と呼ばれるエンゼルフィッシュ(Pterophyllum scalare)をプロブリーダーによる
長年の飼育・繁殖経験に基くノウハウの一部を公開しの魅力と飼育・繁殖など総合情報を提供するサイトです。
飼育・繁殖 思案
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第1章 レッドトップ系エンゼルと色揚げ処理

第2章 エンゼルの繁殖と商品としてのエンゼル

第3章 エンゼルの病気に魚病薬が効かなくなる? 薬の利用と耐性菌の存在

第4章 観賞用として作り出された様々な品種と奇形の関係

第5章 避けては通れない繁殖における選別と淘汰

第6章 最高プロポーションとは何か?品質を追求選別と淘汰

第7章 名前ばかりが先行する幻のブルーエンゼル

第8章 エンゼルにおける改良品種の基本パターン

第9章 組み合わせによって変化する品種の名前

第10章 純血種と雑種、改良に必要不可欠な純血種の存在
 
 
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エンゼルフィッシュ 飼育・繁殖 思案 第9章
組み合わせによって変化する品種の名前
 
 前章のテーマでエンゼルフィッシュの基本品種について掲載をしましたが今回は品種の組み合わせによって名前が変化する特殊な改良品種について掲載します。

 
 品種の組み合わせにより
         名前の変わる種類とは?

 
 前回の第8回では基本的な品種を解説いたしましたが一般的に販売されている品種の中でも独立型品種+複合型品種の組み合わせにより品種改良された種類は多く存在しています。

 代表的な品種として「レッドトップエンゼル」と「トリカラーエンゼル」はお店で販売されていることが多いと思います。 この2種類の品種については遺伝子的にはレッドトップエンゼルは2品種の組み合わせ、トリカラーエンゼルは3品種の組み合わせにより作り出されている品種です。 それではなぜ名前が変化するのか、またどのようなパターンで名前が変化するのかについて検証してみたいと思います。
 
 名前の変化する品種の特徴
          レッドトップエンゼルについて

 
 レッドトップエンゼルについては第1章の「レッドトップエンゼルと色揚げ処理について」でも掲載していますがレッドトップエンゼルの名前で販売されている個体には単にゴールデンエンゼルを赤く色揚げした個体と遺伝子的な交配パターンとして成立する個体の2タイプが存在します。 当店では色揚げを行わなくてはゴールデンエンゼルに戻ってしまうような紛い物をレッドトップエンゼルとは呼びませんので後者の遺伝子的に成立する品種のみをレッドトップエンゼルとして扱います。

 遺伝子的に成立するレッドトップエンゼルの定義は「ゴールデン」+「ブラッシング」の組み合わせによるものでその中でも頭部が赤く染まる性質を持つ個体をレッドトップと呼ぶものです。 つまり遺伝子パターンで名前を呼ぶ場合は「ゴールデンブラッシングエンゼル」となりますがこのレッドトップ系の品種は個体差が非常に多く、レッドトップの範囲が狭いものもあれば広い個体もおり、また頭部が赤くならない個体も存在します。

 レッドトップ同士の子供でも個体差があり、小さなうちは特に判別が困難なことですがレッドトップにならない白色一色の個体を「ホワイトエンゼル」と呼び区別されます。 遺伝子的な交配パターンでは同じですが個体の表す特長によって品種名が変わるのがこのレッドトップ系のエンゼルの特徴と言えるでしょう。
 
 名前の変化する品種の特徴2
          トリカラーエンゼルについて

 
 トリカラーエンゼルについてはこの品種もまた名前について色々と言われている事がありますが「トリカラーエンゼル」のほかにベールテールタイプは初めて製作した人の名前を称して「ギアンニズ・コイ・エンゼル」と呼ばれることもあります。 

 この品種については当店ではレッドトップエンゼルにマーブル模様を加えただけの品種なので全く新しい品種を誕生させたのであればともかく、品種の組み合わせで作られた品種に名前を賞する事はおかしいと考えます。 そのため、当店ではこの品種については「トリカラーエンゼル」と呼ぶことで品種としての定義をまとめています。

 さて、上記の文である程度は書いてしまいましたがトリカラーエンゼルは「ゴールデン」+「ブラッシング」+「マーブル」の3つの品種の組み合わせによって成立している品種です。 このなかでレッドトップの定義を満たしている個体をトリカラーと呼び、レッドトップの無い白色ベースの個体はホワイトマーブルエンゼルとなります。 

レッドトップとトリカラーの違いはマーブル模様の有無であり、レッドトップエンゼルの定義を明確に与えていないとトリカラーエンゼルもゴールデンマーブルエンゼルの色揚げ個体を呼ぶことにも繋がりかねないので注意をして頂きたいと思います。 
 
 その他の改良品種における名前の変化
 
 
 この他にも色々な品種で名前の変化がありますが代表的な品種としては並エンゼル+ダイヤモンドでは「シルバーダイヤモンド」と名前が変わります。
 並エンゼルのバンド模様の無い個体を「シルバーエンゼル」と呼ぶ事もありますがこのエンゼルは同時にバンドがスポット状になった個体を含めて「ゴーストエンゼル」と呼ばれることもあり流通量も限られていることからちゃんとした品種の定義が存在しない種類も存在しています。

 例を挙げるときりがありませんが他にも近年になって新しく登場した「プラチナエンゼル」についてはまだ登場して間もない種類のためか「プラチナブルーエンゼル」や「スーパークリスタルブルーエンゼル」などとも呼ばれているようです。

 このような現象は新しく品種が登場すると嫌でも行われることですがこのエンゼルについては「プラチナエンゼル」の名前が最も妥当な名前ですから今後はプラチナエンゼルの名前で統一されていくと思います。
 
 
コンテンツ・イメージ
トリカラーダイヤモンドエンゼル
 写真のトリカラーダイヤモンドエンゼルはゴールデンエンゼルをベースとしてブラッシング、マーブル、ダイヤモンドの品種を組み合わせた品種ですが、ゴールデンブラッシングマーブルダイヤモンドエンゼルとは呼ばずに、トリカラーダイヤモンドエンゼルと呼びます。
 
 
コンテンツ・イメージ
シルバーダイヤモンドエンゼル
 写真のシルバーダイヤモンドエンゼルも普通のエンゼルにダイヤモンドを加えた品種で「並ダイヤ」と呼ばれる事もありますが、シルバーダイヤモンドと呼ぶのが一般的です。
 
 
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