種類図鑑:ブルーエンゼルフィッシュ

ブルーエンゼルフィッシュ

品種の特徴

ブルーエンゼルはベースとなる独立表現型の品種として、最も新しく登場した系統のエンゼルです。昔からブルーエンゼルと呼ばれる品種は存在していましたが、青いエンゼルとは言い難く、一部が青いエンゼル程度のものにすぎませんでした。そんな中で全身が青くなるブルーエンゼルが登場したことにより、ブルーエンゼルの混乱は少なくなったと言えます。

青色の発色はやや淡い色彩であり、光の角度や照明の色温度によっても見え方が異なります。青色を綺麗に見せたい場合は色温度の高いブルーの綺麗に見える照明を使うのがお勧めです。(普通の蛍光灯の種類で例えるなら、昼光色(約6500K)>昼白色(約5000K)>電球色(約3000K)

色彩の特徴以外は並エンゼルと同様で、バンド模様がしっかり入った個体が理想です。バンドが乱れたり、消失しているような個体も見受けられますが、個体のグレードとしては綺麗なバンド模様を持つ個体である事は基礎要因の一つと考えるべきでしょう。(バンド模様が消失・変形した個体は俗にゴーストエンゼルやスポットエンゼルなどと呼び区別します)

飼育ポイント

ブルーエンゼルの飼育自体は他の改良品種と同様です。飼育の容易な改良エンゼルの1つで、餌も慣れれば何でも良く食べも水質にもうるさくありません。基本的な飼育方法は別章の飼育マニュアルを参考になさって下さい。

繁殖について

繁殖も数ある改良品種の中でも容易でエンゼルの繁殖入門用として最適な品種の一つです。他の改良品種と大きく異なる面は無く、エンゼルだけでは無くシクリッドの入門用としても最適と言えるでしょう。但し、綺麗なバンド模様を維持するためには、より良い親魚の資質が大切なため、きちんとした選抜交配を進める必要があります。


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